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1月2日に脚本家 上原正三さんが光の国へ旅立たれたことが明らかになりました

上原正三さんと言えば円谷英二監督の元で数々のウルトラ作品の脚本を手がけられてきた方


今回は上原正三さんの作品を紹介


ウルトラQ
宇宙指令M774(キール星人登場回)※キール星人は後に大怪獣バトルで登場
ゴーガの像

ウルトラマン

怪獣無法地帯(レッドキング、チャンドラー、マグラー、ピグモン初登場回!)※後に様々な作品で登場
宇宙船救助命令(キーラ、サイゴ登場回)

ウルトラセブン
アンドロイド0指令(チブル星人登場回)※ウルトラマンギンガSにてチブル星人、アンドロイド再登場
地底GO! GO! GO!(ユートム初登場回)※ウルトラマンジードにてユートム登場
登場
悪魔の住む花(ダリー登場回)
散歩する惑星(リッガー登場回)
侵略する死者たち(シャドウマン登場回)
第四惑星の悪夢(ロボット長官登場回)
恐怖の超猿人(ゴーロン星人登場回)
ダン対セブンの決闘(サロメ星人、にせウルトラセブン登場回)※ウルトラマンゼロOVにてそれぞれ再登場
円盤が来た(ペロリンガ星人登場)後にウルトラマンタイガにて後日談あり
あなたはだぁれ?(フック星人登場回)

帰ってきたウルトラマン
怪獣総進撃(アーストロン、タッコング、ザザーン登場回)※タッコング、アーストロンは後にウルトラマンタイガにて登場(アーストロンは強化されたギーストロンとして)
タッコング大逆襲

恐怖の怪獣魔境(サドラ、デットン登場回)※サドラはウルトラマンメビウスにて再登場
必殺!流星キック(キングザウルス三世登場回)※この戦いはウルトラマン物語で再収録
二大怪獣 東京を襲撃(ツインテール、グドン登場回)※メビウス、オーブファイトなどで再登場
決戦!怪獣対マット
怪獣レインボー作戦(ゴルバロス登場回)
恐竜爆破指令(ステゴン登場回)
津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!(シーモンス、シーゴラス登場回)
二大怪獣の恐怖 東京大龍巻
大怪鳥テロチルスの謎(テロチルス登場回)
怪鳥テロチルス 東京大空爆
宇宙から来た透明大怪獣(サータン登場回)
戦慄!マンション怪獣誕生(キングストロン、クプクプ登場回)
怪奇!殺人甲虫事件(ノコギリン登場回)
怪獣使いと少年(メイツ星人、ムルチ登場回、ウルトラシリーズ屈指の鬱展開!)※後にウルトラマンメビウスにて怪獣使いの遺産として後日談が描かれる
ウルトラマン 夕陽に死す(ナックル星人、ブラックキング登場回)※ナックル星人、ブラックキングともに人気怪獣、エックス、タイガなどでのちの作品にも登場
ウルトラの星 光る時(ウルトラマン第2期ウルトラシリーズ初登場回)
ウルトラ五つの誓い(バット星人、ゼットン二代目登場回)バット星人、ゼットンは後にウルトラマンサーガ、ウルトラマンタイガにて再登場


ウルトラマンA
大超獣を越えてゆけ!(カメレキング登場回)
大蟻超獣対ウルトラ兄弟((ギロン人、アリブンタ登場回、ゾフィー初バトル)
超獣は10人の女?(ユニタング登場回)
サボテン地獄の赤い花(サボテンダー登場回)
夏の怪奇シリーズ怪談 ほたるヶ原の鬼女(ホタルンガ、鬼女登場回)

ウルトラマンタロウ
大海亀怪獣 東京を襲う!(キングトータス、クイントータス登場回)
親星子星一番星(ミニトータス登場回、セブン登場回)

ウルトラマンティガ
ウルトラの星(ヤナカーギー、チャリジャ登場回、初代ウルトラマン初平成シリーズに登場)

ウルトラマンダイナ
チュラサの涙(トロンガー、ギガール星人チュラサ登場回)

ウルトラマンマックス
ゼットンの娘(ゼットン星人、ゼットン登場)

作品群を見るだけでも名作とわかる回ばかりなのが分かるだろう



とくに帰ってきたウルトラマンでは1話、最終話等の重要回を手がけている

この手がけられた作品に登場する怪獣の多くは現在も登場するような怪獣ばかりだ

特に
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レッドキングで有名な怪獣無法地帯、グドン、ツインテールの登場回の二大怪獣総進撃等は言うまでもなく


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バット星人はウルトラマンサーガ、チブル星人はギンガS、シャドー星人、ユートムはウルトラマンジードで、タッコングやアーストロン、ペロリンガ星人等はタイガでも登場したことは記憶に新しい
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中でもウルトラ史最問題作とも言われる怪獣使いと少年という差別を風刺した非常に語り継がれる作品

そして第1期のウルトラマン、セブンとジャックをつないだウルトラの星光るとき、そして昭和と平成ウルトラマンをつないだウルトラの星等ウルトラの歴史に大きな影響を与えた作品だ
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この他にも、
大蟻超獣対ウルトラ兄弟ではゾフィー、親星子星一番星ではセブンが客演した回であり、当時でも言われていた客演ウルトラマンは弱いということはなく、主役ウルトラマンを引き立たせつつ客演ウルトラマンもかっこよく演出されている名場面として今でも語られている


なによりもすごいのがこの作品群を
50年近くも前に執筆しているということ

サブカル文化が浸透した現代ならともかく、ネットもなにもないあの時代にこれほどまでの名作が書けるのは並大抵の才能では不可能だ

しかも彼が書いたのはウルトラシリーズだけではなく、秘密戦隊ゴレンジャー、ジャッカー電撃隊、バトルフィーバーJ、電子戦隊デンジマンといった初期スーパー戦隊シリーズ、さらには私が好きな超力戦隊オーレンジャー

仮面ライダーでは仮面ライダーブラック

メタルヒーローシリーズではギャバン、シャリバン、シャイダー、ジャスピオン、スピルバン

さらにはアニメでは北斗の拳などの脚本も手掛けたというとてつもない才能の持ち主なことが伺えるだろう






本当に数々の名作、ありがとうございました。
この場を借りて、上原さんの
ご冥福をお祈りします