ウルトラマンダイナ

ネオフロンティア宇宙のウルトラマンでありティガの後輩でもあるウルトラマン

変身者は熱血漢のアスカ・シンであり変身者の性格もあり親しみやすいウルトラマンである

ダウンロード (94)


その正体はかなり謎に包まれており同じ宇宙のティガの出生が超古代に戦った戦士の力を継承した存在というのが明らかになっているのに対してダイナは長年その正体が不明であった

 ダイナの光は、スフィアとの戦いで宇宙空間に投げ出されて生死の危機に陥ったアスカの元に現れた謎の光でその光を得たことでウルトラマンの力になった

それ以外全くの謎とされていた


しかしダイナの正体はここに来て一気に明らかになった


ウルトラマンダイナの公式小説が発行されたのだ

それがウルトラマンダイナ 未来へのゼロドライブ


そこでの正体はかつて実験中に光となって消息不明となったアスカの父親、カズマだったことが明らかになった
que-10184851300


これは小説版であるが公式本、それも当時からのメインライターの長谷川圭一さん執筆ということもあり信憑性はかなり高い


事実ダイナ最終回でアスカはグランスフィアにより異空間に飛ばされたあと、父親と再会しているからだ


ただし劇中での描写を見る限りダイナの人格はアスカ本人であり、カズマはあくまでも力と姿を与えているようにもみえる

ちなみにそうとなるとティガ、ダイナの謎だった部分もかなり考察ができるようになる


ティガ46話のウルトラの星に登場した初代ウルトラマンの正体
劇中、竜ヶ森湖にヤナカーギーを封印し円谷英二氏に友情の宝石を与えたウルトラマン
その正体もアスカ・カズマだったと思われる

ダウンロード (95)
小説内では光となり人の因果から1つ上の段階に進化し、ウルトラマンとして覚醒しその力で人知れずに怪獣達から人間たちを守っていたことが明らかになっている
この初代ウルトラマンもカズマが変身し過去の時空に赴いてヤナカーギーを封じていたとなると合点がつく

またその時は不完全形態のようなもので仮の姿としてオーソドックスなウルトラマンの姿をしていたがティガと握手をした際にティガのタイプチェンジ能力を受け継いでダイナの姿となったと考えることが出来る
ダウンロード (96)

ダイナのタイプチェンジ能力が1変身1回のみというのももしかしたらタイプチェンジ能力を獲てからの期間が短いからかもしれない

また超古代の星雲生まれのウルトラマン達も元々は人間出会った可能性も産まれてくる(ウルトラマン達も元々は人間に近い生物だった)


人間がそのままウルトラマンに進化すると言うといささかそれまでのウルトラマンとは全く異なる考えのように見えるがそもそもM78のウルトラマン達も元々は人間でありきっかけはプラズマスパークだったのを考えると不思議ではない

特にティガ、ダイナの世界観は科学とともにスピリチュアルな世界とも言え、劇中でも魂の進化、霊、といった概念がかなり多い

例えば姑獲鳥からシンジョウマユミを守る為にかつての恋人アオキタクマが霊体となって助けに来たり、エボリュウ細胞の暴走で死亡したサナダリョウスケが霊となってかつての片思い相手を助けに来たり等あの世界には霊の概念が確かに存在している

また人間の魂の進化として光となることも劇中仄めかされており最たる例がティガ最終回で子供達が光となってティガと共に戦ったことだろう


あの世界での人類の最終目的地は善行を積み、いわゆる悟りを開き肉体から脱却し光の存在となりこの世の因果から解き放たれて次の次元へ進化してウルトラマンになることなのかもしれない(仏教世界で言う涅槃寂静の考えに近い)