ウルトラマンの迷言に
ダウンロード - 2021-05-29T194212.161


「俺達はアストラを殺す!」

というものがある
これはウルトラマンレオ にてババルウ星人の策略でウルトラの星の軌道操作を担うウルトラキーが盗まれ暴走したウルトラの星が地球に衝突するという前代未聞の事態に陷った際に主犯と思われていたアストラ(実際はババルウ星人)を庇おうとするレオに向かって放った初代ウルトラマンの迷言だ

かなりの過激発言であり、未だにネタにされるこの言葉だが、実際このときのウルトラマンの気持ちになればそれほど切羽詰まった状態だということがわかる

今回はその理由をまとめていく

・ものの1週間で地球に大接近するウルトラの星
地球とウルトラの星の距離は300万光年である
この超距離をウルトラの星がババルウの手で暴走してから地球に接近までかかった期間はおよそ1週間

そう、光よりも圧倒的に早い常軌を逸しすぎたスピードで動く自分の故郷があろうことか自分たちが大事にしていた星にぶつかろうとしているのだ
当然それまでの間に超光速で動いていたわけでそれだけでも大惨事すぎる自体になっていただろう
(地球もその影響で各地で地割れや大地震や天変地異が起こりまくっていた)
むしろこの事態で落ち着いてられる人は(キングを除いて)いるだろうか・・・?

・手薄すぎるウルトラの星の人員
しかもこのとき、ウルトラの星では頼れる人員が壊滅的に少なかった
そもそも当時はエンペラ星人の動きが活発化していた時代であり、重鎮であったテンペラー星人による光の国と地球の同時攻撃、ヤプールとエンペラ星人の接触、マグマ星人の活動活発化、ドロボンの戦いのときにも示唆されていた宇宙戦争等、宇宙はかなり乱れていた
当然その対処によりウルトラ兄弟を始めとする宇宙警備隊、勇士司令部、宇宙保安局などの戦闘部隊は沈静化をはかって各地を忙しく動いていた時代でありただでさえ動ける人員が少なかった

さらに
・大隊長のウルトラの父はヒッポリト星人との戦いで深刻なダメージを追って療養中
・セブンはマグマ星人との戦いで変身不能
・ゾフィーは隊長とはいえ隊長職歴数年とまだ経験が追いついていなかった
・短期間でウルトラキーの代替を作れそうなヒカリは当時辞職し放浪の旅
・タロウもこの時アルタイル星雲にヤプール討伐に向かっていた事がトレギア物語で明らかになった
といった状況で、明らかに実力者が不足していた

(メタ的に言えばまだ設定すらもされていないので出なくて当然なのだが)後に地球に訪れることとなる優秀な戦士たち(80、ネオス、21、スコット、チャック、ウーマンベス、グレート、パワード、マックス、ゼノン)もタロウと同じく各地の沈静化のために奮闘していたのだろう・・(メビウスは研修中でまだタロウの訓練受ける前で戦力としてかなり微妙、ゼロ、リブットは下手すればまだ子供時代)
残っていたのは一部の宇宙警備隊員、マリー、ユリアンなどの銀十字軍、トレギアみたいな科学技術局員くらいでもしかしたら彼らはウルトラの星の動きを止めようと躍起になっていたかもしれない
(実際ウルトラの星が地球と大接近していたときは動きが光速でなく減速はしていた為トレギアたち残った僅かな人員や科学技術局で対応していた可能性が高い)











さて、この事件、本当にババルウ星人が単独で仕組んだものなのだろうか?


ババルウ星人は後にウルトラマンメビウス等様々な作品に出てはいるがここまで大規模に大暴れした個体は居ない



個人的な妄想であるがこの事件は黒幕が降り、それこそエンペラ星人だったのでは?
と考えている




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事実、別個体のババルウ星人がギャラクシーファイト、ウルトラマンメビウスで登場したがいずれもエンペラ星人の配下でありこのババルウ星人もエンペラ星人の命令で動いていた可能性が高い。
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上述の通り、このときはタロウがヤプールと戦っていることがトレギア物語で明らかになっているがヤプールとエンペラ星人は暗黒四天王に抜擢される前から繋がっていたのがタロウ本編で示唆されている


また、この時上述の通り300万光年の超遠距離をものの1週間程度でウルトラの星が移動するという超不自然現象がおこっているがこれもエンペラ星人だったら可能だ

地球の360倍の太陽を沈下させられるエンペラ星人だったら、地球の60倍の大きさのウルトラの星ですら念動力で動かして地球までぶつけさせられるもの不可能ではないだろう

信じるか信じないかはあなた次第