今回紹介するのは
大決戦!超ウルトラ8兄弟


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横浜市全面協力の元撮影された作品であり、見どころは平成ウルトラマンであるティガ、ダイナ、ガイアが昭和ウルトラマンと共闘するという豪華な仕様であり、さらには長野博さん、つるの剛士さん、吉岡毅志さんが出演という貴重な作品となっている
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この作品のハヤタ、ダン、郷、星司、ダイゴ、アスカ、我夢はオリジナルの存在ではなく、別の世界線で生まれた一般人であり、そこにM78宇宙からメビウス=ミライが迷い込み、黒い影法師の操る怪獣軍団と戦う・・・
という感じの異色作

最初はメビウスだけが戦い、ヒッポリト星人によりブロンズ化させられ、絶体絶命の世界にダイゴたちはウルトラマンとして戦ったかつての自分たちとシンクロし、ウルトラ戦士への変身を遂げ、メビウスを救出し、怪獣軍団と激闘を繰り広げた

ダウンロード - 2021-05

最後は、我夢が反重力システムを発明し、ダイゴたちが宇宙飛行士となり、M78へ向かう


という感じであり、この最後の展開は突拍子もないものとなっており賛否両論だった


だがこの展開実はある展開を想定してこれにしたのではないかと個人的には考えている


それは


「ウルトラシリーズ最後の作品としてウルトラ8兄弟を描かれていた」から説

というのも当時の円谷プロダクションは企業として存続の危機に陷っており、銀行からの融資がストップされ、シリーズ存続の危機に陥っていた

倒産の危機はTYOの子会社となったことで回避することができたが、既存のシリーズ展開が難しくなっていたのも事実だった

当時のポスターの裏側を見ると、「ウルトラファイナルバトル」「もう会えない!?」というシリーズ最後を暗示させる不穏な文も書かれていた

事実、アーマードダークネスの収録後に怪獣倉庫や当時からの東宝ビルド(初代からメビウスまでの特撮ウルトラシリーズのほぼ全てを撮影していたスタジオ)などは解体されており、従来のウルトラシリーズの最後になった



この作品をウルトラシリーズの最後として作られていたのであれば少し無理のあった8兄弟の展開も納得できるものがある


・夢半ばで諦めていたダイゴたちが再び夢を目指そうとするシーン
・普通の人間がウルトラマンに変身するシーン

これは夢は決して諦めてはいけないというメッセージと、一人ひとりが平行世界ではウルトラマンなのかもしれない特別な人間であるというメッセージだと推察する

また、この世界はかつてウルトラマンが放送されていたが、昭和ウルトラマンまででウルトラシリーズは終了していた世界線でありそこからも「ウルトラマンが終わっても夢をあきらめないでほしい」というメッセージが現れているのかもしれない

また、人間がメビウスを救出し、共に戦い、最後は彼らの居る光の国へ進むというのも、それまでウルトラマンに守られていた人間が今度はウルトラマンを救い、共に戦い、彼らの星へ自分の力だけで会いに行くという守られていた立場から共に歩む立場への成長というものを描きたかったのではないだろうか?

幸運なことにウルトラシリーズはこれでフィナーレにはならなかった

しかしこのウルトラ8兄弟は旧体制円谷プロダクション最後の作品となったのは間違いない