ウルトラマンオーブ劇場版で登場した

奇機械怪獣デアボリック




体重：6万t

魔女ムルナウがダークリングの力で召喚したサイボーグ怪獣

別名は奇々怪々と機械をかけた名前となっており、上半身が金属質な体を持っているもののその顔つきやうろこ状の部位から蛇やトカゲのようにも見える、また腹部などの肉質は通常の生物のような質感をしており、そのことから人為的に作られたサイボーグであることが伺える

デアボリックの由来はおそらくは残酷を意味するdiabolic

その名の通りの攻撃的な性質を持っており、背中、腕から無数の弾丸を放ち、敵を殲滅する戦法を好む
右腕にビーム砲弾と鉤爪、左手はキャノン砲となっており、生物の手としての役割は果たすことができないところから残酷に任務を全うするだけの存在に成り果てていることが伺える

また、顔の半分も機械化していることから生物、怪獣としてはすでに死んでおり機械によって無理やり動かされるゾンビのような存在なのもしれない

機械であって機械に非ず、怪獣であって生物に非ず　奇々怪々な怪獣　それがデアボリックだ


ムルナウの召喚したデアボリックはムルナウ自身のあらゆるものを宝石に変えて自分のものに売るという強欲な願いを反映されている為、右腕のジェムアームから「ジュエリックブレーズ」を放つことがき、直撃すればたとえウルトラ戦士であっても宝石に変えて戦闘不能にするというヒッポリト星人の上位互換のような能力を持ち合わせている

これはデアボリックが本来持っている能力ではなく、ダークリングによって強化されて手に入れてる能力と思われる

デアボリックの真の効力はカピヤ星人サデスが背中に腕を接続して放つことができる「デアボリックキャノン」　この威力は絶大で劇中ではオーブトリニティのバリアを貫通してダメージを与えたほど

この技は非常に強力ではあるものの、ガピヤ星人サデスとの共闘が前提であり、さらにサデス自身もサイボーグ宇宙人であることからこの能力も本来のデアボリックの能力ではなくムルナウの技術力とダークリングによるものであると思われる

最後はウルトラセブンのアイスラッガーでダメージを負い、オーブトリニティのトリニティウム光輪で撃破された



怪獣爆弾　デアボリック(MB)


ウルトラマンタイガで登場したデアボリックの亜種
こちらの個体は時限爆弾型の装置によって召喚され、ひたすら重火器で周囲を吹き飛ばす、まさに生物兵器として登場
上述のようにジュエリックブレーズやデアボリックキャノンはないものの全身の重火器による爆撃と射撃能力によりタイガを圧倒したが想定を超えるスピードにはついていけず、ウルトラマンフーマに圧倒された
上述のジュエリックブレーズやデアボリックキャノンが存在しないため大きく性能は下がってはいるが持ち前の火力でウルトラマンタイガを圧倒した。
別名が爆弾怪獣と変わっておりヴィラン・ギルドが所持していたことからオリジナルのデータがムルナウの配下であった宇宙人の手により流出して作られたものと思われる。

火力や爆撃能力はかなり高い怪獣であるが、射撃能力も相手が高速で動いていたら手も足も出ない、背後を取られると弱い、フーマの突撃で腕が破壊されるなど耐久性もそこまで無茶苦茶に高いというわけではないといった欠点が見られ、ダークリングとムルナウの技術の高さがなければそこまで強い怪獣ではないことが伺える

・考察
メカメカしい姿のデアボリックではあるが、体の腹部などを見ると筋肉質なボディが見えており、生物を改造したサイボーグであり、生物兵器として作られた怪獣であることが伺える
元の生物は不明であるがその外見から爬虫類型の怪獣であると考えられ、個人的なイメージではあるが、バイオハザードにでてきたハンターに近い外見の怪獣ではないかと妄想している


このバイオハザードに登場したハンターは、人間と爬虫類の遺伝子をかけ合わせて作られた生物兵器であることからもデアボリックと共通点がある

何れにせよデアボリックの原種が出てきたら面白そうだ
このデアボリック、ムルナウが呼び出した以上ムルナウが原種を捕獲して改造して作った怪獣である可能性が高いが、元イカサマ魔女であった彼女がそんな芸当ができるかは怪しいところ

個人的な妄想ばかりで申し訳ないが、デアボリックを改造してムルナウに提供したのはウルトラマントレギアなのではないかと考えている


根拠としてムルナウの宝石に変える能力を与えたのはトレギアである点、彼自身が元優れた科学者であったこと、トレギアの操った怪獣に同じ爬虫類の蛇をモチーフとしたスネークダークネスがいる点がその根拠だ