最近ダークネスヒールズについてかいているので今回は趣向を替えてこの男について語っていきたい



愛染マコト
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に憑依していたチェレーザー

チェレーザー
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別名 憑依生命体
身長 不明
体重 不明
出身地 宇宙のどこか

まあかなりざっくりした説明(公式)なのだが、オーブの活躍を見ていたことから出身宇宙はウルトラマンオーブのいた宇宙である可能性が極めて高い(それもO-50に近い場所?)

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さて、そんなチェレーザー、劇中では調子乗りでオーブダークとして迷惑ばかりかけていた半端なおっさんとして描かれていたが、振り返ってみるとこのチェレーザー、わりと有能なのである


経営・人脈手腕
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たった一代で、それも十数年で綾香市を発展させるほどの大企業「アイゼンテック」を創立、経営に成功、なお憑依先の愛染マコト自体、町工場で働く普通の人物(それも18歳)であり、もともとの社会的信頼も皆無な中町工場を超大企業まで成長させているという手腕を見せている

また、表向きな性格も非常に友好的な親しみやすい人という印象であり社内はもちろん、街の人にも親しまれている

また、ウルトラヒーローズEXPOではその人脈?を活かしてカミーラ姉さん、ジャグラスジャグラー、ゼット(宇宙恐魔人の方)、そしてウルトラダークキラーといった自分よりも格上な錚々たるヴィランを引き連れていた



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・人情派

また、チェレーザーは初期の頃からロッソ、ブルが湊兄弟であることはしっており、ライバルとなる彼らに対してロッソ、ブルのときはめんどくさく嫌がらせ行為を行っていたが、以外にも人間、湊カツミ、イサミ、そしてクワトロMの家族に対しては害を与えていない
それどころか、湊家に憧れのクレナイ・ガイの衣装に近い服が販売されていたら大枚をはたいて購入、汗をかいたような柄のシャツ(ほぼ絶対に売れない)を買えるだけ買っていたり(其の額32,400,000円(税込))といいお得意さんだった


また、ロッソ、ブルを一度退けた後も街の人に2人のウルトラマンを称えるように演説を行い、彼らが湊兄弟であり迫害するように仕向けると言った下劣な行為には一切でていない
また、湊兄弟に対して邪魔というので追い出そうとしたときも上述のような行為に出ないばかりか、彼ら夢を叶えるための資金援助をするから出ていってくれ(意訳)といった感じでかなり譲歩して交渉している

この点からもそれまでのヴィランとは一線を画し、意外とモラルや社会的常識は律儀に守っていた節もある(税金もきちんと支払って街の経済に大きく貢献していた)
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そのおかげか、チェレーザーが美剣サキによって消され、憑依されていた愛染マコトの人格が戻ったときも彼自身に対する社会的な風当たりは悪くなることはなかった(愛染マコト自身は15年の時間を奪われたという被害があるが、その分莫大な資産が手に入っており、彼は割とそれを受け入れてそのお金で旅に出ていた)

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とここまでチェレーザのいいところを紹介していたがヴィランというだけあり悪行も結構重ねている


・ウルトラマンオーブの力を手に入れるために、彼に似た容姿や言動を取った人々をとっ捕まえて脳波を吸い取ってエネルギーを奪った(尚この人達の安否は不明)

・それだけのことをしておいて目的はかつて少年時代にウルトラマンオーブの活躍を見て憧れてウルトラマンになりたいという身勝手な夢を追いかけてたという自己中心的な行い

・湊兄弟を牽制するために怪獣クリスタルを使って暴れさせて街に被害を与えたり、彼らの知り合いの小牧カオルをメカゴモラに捉えさせ、一歩間違えれば彼女を死なせていた(結果的に重症で済んだ)
(これらに関しては街の復興に資金を出したりカオルの入院見舞いにいったりと流石にフォローはしていたりとさすがにまずいなとは思った可能性がある)

・ウルトラマンになりたてでかつ師匠や育手のいない完全独学でウルトラマンとして奮闘していたロッソ、ブルに自分のウルトラマンの価値観(それも難癖級の)を押し付けてウルトラマン失格と言い放って攻撃した(尚、その時の難癖の大半は彼の憧れるウルトラマンオーブにも割とだいたい当てはまっていた)

その難癖の一例
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・最近のウルトラマンはべらべら喋りすぎだ、神秘性がなくなる→オーブもわりとペラペラ喋っていた
・一流のヒーローは悩まない→オーブもナターシャを死なせてしまったと思って108年間悩みまくっていた


と言った感じに彼の思うヒーロー像は単なる思い込みの理想論の押し付けにすぎず、上辺だけの強さやかっこよさに憧れるにすぎないことがよく分かる

・その理想論を掲げながら行っている行為が自分の起こした騒動をウルトラマンになって解決しようというはた迷惑な大規模なマッチポンプであり、ヒーローとは最もかけ離れたところにいることに一切気づいていない


といった感じである
と、ここまで捻くれたチェレーザであるが、彼の住む宇宙がオーブの宇宙で、もっと言えば彼の住む星がO‐50や、近い場所だとすると、後の作品の様子から、彼が捻くれた理由が考察できる

というのも、Oー50は神秘の星とは程遠い、完全な格差社会で実力社会でかつ潔癖主義であることが明らかになっており、その様子はウルトラマンタイガのフーマの物語や、ダークネスヒールズ舞台版で描かれている

例を挙げたらフーマは人間時代、親がオーブの試練に失敗したことで「負け組の子」のレッテルを貼られて迫害を受けていた
ダークネスヒールズでは義賊の少女パルビナ・ルイの口により「ゲームをするときはリーダーが強い人間を取り合って、最期は弱い人間が残り、必要とされていないと思わせる文化」であり、「上層の人間は政府として国を牛耳り、自身のために兵士を捨て駒扱いにする、下層の人は明日食べるものもなく、死に行くだけの人生」であることが描写されている(その態度はあのダークザギですら義憤に駆られてブチギレて手に掛けるほどだった)
また、美剣サキの兄がルーゴサイトと刺し違えた後1000年間もあったが、彼女に対するフォローはO‐50の輪もオーブやフーマを送ったりするなど何一つフォローしていない

ゼットの超全集ではさらにグルジオライデンになった女性もいたが彼女がセレブロの干渉で精神崩壊していたのにも関わらず何もフォローしなかったことも付け加えようか



もうザギさんこの星の輪っかぶっ潰していいよと言いたくなるほどの闇の深い星である



チェレーザもそのような環境、教育を受けていたなら色々納得がいくものがあるのではないだろうか?

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チェレーザーはガス状生命体であり自身の力はなく、それ故に頭はいいものの負け組の世界で生きていたと考えるなら、O-50の生み出した最強のウルトラマンである、オーブに憧れるのも無理はなく、その力をなんとしても手に入れようとするだろう、例えどんな手を使っても


また、チェレーザは市民税をたくさん払っているんだぞ!とまるで自分はそれだけのことをシているんだからそれくらいのことをシてもいいだろうという態度を取っていたのも、この超格差社会を経験しているからの言動だったと解釈ができるのではないか?