ウルトラマンメビウスで最も印象深い宇宙人の１体でよく話題に挙がるのがザムシャー



名前の由来はTHE・武者であり、外見通り日本の武士をのような鎧を纏った宇宙人
口元が人間と同じ歯があったりと鎧なしの姿は巨大ヒューマノイド型の宇宙人であることが予想できる



武者修行を行い宇宙を放浪する中、ハンターナイトツルギという実力者の話をファントン星人から聞いて地球に来訪、バルキー星人、マグマ星人を討ち、直径７kmのオオシマ彗星を断ち切るという圧倒的な強さを見せ、メビウスと対峙したときは彼を倒すものの自身の刀である星斬丸をメビウスとの戦いでメビュームブレードを手折ったものの、その時に星斬丸も限界を迎え、ツルギとの戦いで完全に折られた

余談であるが、かつてはガルダン大王、テロリスト星人、ツルク星人の軍勢とも戦歴が会った模様

その際、メビウスの強さが誰かを守りたいという意志であり、その意思の強さが真の強さであることをツルギに諭された

その後、メビウス本編で地球人に助けられたファントン星人、そしてサイコキノ星人のカコと知り合い、キングの手により星斬丸を手直しされてファントン星人、カコと共にエンペラ星人の侵略を受けていた地球人に味方し、文字通りの助っ人として活躍、メビュームブレードでは傷一つ与えられない装甲を持つインペライザーをたった一撃で真っ二つに切り伏せるほどの強さを見せた
しかし最後はエンペラ星人相手にヒカリと共に戦うも最後はフェニックスネストを身を挺して守った事で死亡、光となってその生涯を閉じた


以上がザムシャーの解説であるが、かなり珍しい和風宇宙人、そして武を極めようし、その過程で人類の助っ人となり、誰かを守るためにその命を散らせたその精神性から非常に多くのファンをもつザムシャー



ではあるが、結構割りと別個体が後に純粋な仇として登場することも多い
たとえば２００８年公開されたウルトラマンプレミアステージ２においては、アーマードダークネスを復活させる宇宙人軍団の頭として搭乗し、アパテー、ミーモス、アルギュロス、ゴルザを操りその際は惑星フロスの兵士を斬殺し、姫を人質に取ると言った卑劣な行為にも出ていた

また、無名の敵の中にもザムシャーはひっそりと登場することも多い

これは上述の通り、あくまでザムシャーの別個体であるが、高潔な彼と同じ外見ということで戸惑う人も多いのでは？

実はザムシャーは大怪獣ラッシュにおいて、ザムシャー族という戦闘民族が存在し、その中の１体であったことが明らかになった
ザムシャー種は高潔な侍精神溢れる種族ということではあるが、日本の武人がそうであったようにその道から外れた存在がいても不思議ではないだろうし、なかには他の侵略宇宙人の用心棒や仕えていた存在がいてもおかしくはない

そう考えると、後年現れているザムシャーの別個体が彼と同じ外見をしているのはその鎧がじつはザムシャー種のなかでは割りとオーソドックスなもの、もしくは地球に現れたザムシャーに倣って模造されたものであったと考えられる

ザムシャー種はなかなか登場しづらい傾向ではあるが、ぜひともその当たり公式からアンサーが出てほしいものだ